古文単語601 / 重要度83位

はしたなし

端無し ・ 形容詞 ・ 様子・状態

意味

  1. きまりが悪い・体裁が悪い
  2. 中途半端だ・どっちつかずだ
  3. そっけない・無愛想だ
  4. (雨風が)激しい

覚え方

「はした」は半端のこと。どっちつかずで落ち着かない状態から、その場にいづらい・きまりが悪いという気持ちになる。人に対して使うと「そっけない」、雨や風に使うと「激しい」。現代語の「はしたない(下品だ)」の意味は古文では中心ではない。

例文

いとはしたなくおぼえて、いよいよ引き入られて、人に顔も見合はせず。
訳: とてもきまりが悪く思われて、ますます奥に引っ込んでしまい、人と顔も合わせない。
源氏物語・夢浮橋

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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