古文単語601 / 重要度265位

ことに

殊に ・ 副詞 ・ 程度・強調

意味

  1. 特に・とりわけ
  2. 格別に・いっそう

覚え方

「殊(こと)」は他と違っていること。そこから、他よりきわだって・とりわけの意になる。形容動詞「ことなり(異なり)」の連用形「ことに」は「ほかと違って」の意で、字面が同じなので、文脈で程度の強調か、違いを言うのかを見分ける。

例文

人のよろこびして、走らする車の音、ことに聞こえて、をかし。
訳: 任官のお礼回りで走らせる車の音が、とりわけ響いて聞こえて、おもしろい。
枕草子・第二段

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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