古文単語601 / 重要度309位

つねなし

常無し ・ 形容詞 ・ 宗教・死・出家

意味

  1. 無常だ・はかない
  2. 一定しない・変わりやすい

覚え方

「常」(変わらないこと)が無いの意で、仏教の「無常」と同じ考え方。「常なき世」はすべてが移り変わり、人もいつ死ぬかわからないこの世を言う。「世の常」(世間並み)とは別の語。

例文

常なき世に、かくまで心置かるるもあぢきなのわざや
訳: はかないこの世で、これほどまで心の隔てを置かれるのもつまらないことだよ
源氏物語・朝顔

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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