古文単語601 / 重要度358位

やをら

・ 副詞 ・ 行動・動作

意味

  1. そっと・静かに
  2. ゆっくりと

覚え方

音を立てないように、静かにゆっくり動くさま。「やをらすべり出づ」などの形でよく出る。現代語の「やおら」は急にの意で誤って使われることがあるが、古語ではあくまで静かにの意。「やうやう」(しだいに)と区別する。

例文

姫君、御硯をやをらひき寄せて、手習のやうに書き混ぜたまふを、
訳: 姫君が、硯をそっと引き寄せて、手習いのように(歌を)書き混ぜなさるのを、
源氏物語・橋姫

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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