理学療法士国家試験 / もう一度受ける人へ

理学療法士国試、新卒以外の合格率と、受け直す人の進め方

理学療法士の国家試験は、全体の合格率が9割近くあります。ただ、厚生労働省の発表には新卒者の数も載っていて、全体から差し引くと、新卒以外の人の合格率はかなり低くなります。第57回から第61回までの5回分を計算しました。

新卒以外の合格率(第57〜61回)

回受験者合格者合格率新卒の率
第61回1,070人374人35.0%94.9%
第60回1,108人346人31.2%95.2%
第59回1,221人408人33.4%95.2%
第58回2,124人1,040人49.0%94.9%
第57回2,136人800人37.5%88.1%

表の受験者・合格者・合格率は新卒以外の人の数で、右端だけ新卒の合格率です。受験者数と合格者数は、発表の「全体」から「うち新卒者」を引いた数です。合格率はそこから計算しました。第61回は全体12,436人のうち新卒が11,366人、合格者は全体11,156人のうち新卒が10,782人でした。

出典: 第61回理学療法士国家試験の合格発表について(厚生労働省) / 第60回理学療法士国家試験の合格発表について(厚生労働省) / 第59回理学療法士国家試験の合格発表について(厚生労働省) / 第58回理学療法士国家試験の合格発表について(厚生労働省) / 第57回理学療法士国家試験の合格発表について(厚生労働省)

新卒が毎回9割前後受かるのに対して、新卒以外は5回とも5割に届いていません。

合格基準は、毎回ほぼ同じ割合

合格基準は回ごとに点数が変わりますが、満点に対する割合で見るとほとんど動いていません。総得点は5回とも満点の60.1〜60.3%、実地問題は35.0〜35.8%でした。満点が回ごとに違うのは、採点から外された問題があるためです。

回総得点実地問題
第61回167点/277点41点/117点
第60回164点/273点40点/114点
第59回168点/279点43点/120点
第58回167点/278点43点/120点
第57回164点/272点40点/114点

一般問題は1問1点、実地問題は1問3点です。総得点と実地問題の両方を満たさないと合格になりません。前の年に総得点は足りていたのか、実地問題で落ちたのかで、次の1年の使い方は変わります。

もう一度受ける人の進め方

ここからは、過去問アプリを作っている立場で、上の数字から言えることを書きます。合格を約束するものではありません。

1. 前の年の点を、総得点と実地問題に分けて見る

自己採点の記録が残っていれば、総得点と実地問題の点を分けて、その年の基準と並べます。残っていなければ、いちばん新しい第61回を時間を測って通しで解き、同じように2つの点を出します。足りないほうから手をつけます。

2. 実地問題は1問の重さが3倍

実地問題は1問3点なので、1問落とすと一般問題3問分になります。第61回の実地問題の基準は117点満点の41点で、割合は低く見えますが、ここを下回ると総得点が足りていても不合格です。画像や図を読む問題は、どこを見落としたかを解説と一緒に残しておきます。

3. 間違えた問題だけを回す

1年あると、つい最初から何周もしたくなります。けれど、すでに解ける問題を解き直しても点は増えません。間違えた問題と、勘で当たった問題に印を付けて、そこだけを日を空けて解き直します。2回続けて正解できたら印を外す、と決めておくと、残りの数で進み具合が分かります。

4. 5回分を同じ形で

基準の割合が毎回ほぼ同じなので、過去の回も今の回と同じ目安で採点できます。総得点で6割、実地問題で3割5分が、どの回でも線になります。第61回から第57回までさかのぼって、印の付いた問題を減らしていきます。

第61回の問題を1問ずつ

第61回の問題は、正答と選択肢ごとの解説つきで1問ずつ載せています。第61回の過去問と解説 / 第62回の日程と合格基準

過去問アプリ「ニガテ帳」(App Store)

ニガテ帳は、間違えた問題だけが残り、2回続けて正解すると消える過去問アプリです。第61回の200問は無料で解けます。このページとアプリは個人(YURU)の制作物で、厚生労働省とは関係ありません。