古文単語601 / 重要度4位

あやし

怪し・賤し ・ 形容詞 ・ 様子・状態

意味

  1. 不思議だ・変だ
  2. 身分が低い・卑しい
  3. 粗末だ・みすぼらしい
  4. けしからん

覚え方

「怪し」は理解できないものへの驚き、「賤し」は貴族から見て理解の外にある身分の低い者や粗末な物を表す。貴族にとって庶民の暮らしは不思議なものだったことから二つの意味がつながる。「あやしの〜」と名詞に続く形は「身分の低い」「粗末な」が多い。

例文

みな人々京にまかりぬとて、あやしの男二人ぞ居たる。
訳: 人々はみな京へ行ってしまったということで、身分の低い男が二人だけいた。
更級日記・「そのかへる年の十月廿五日」

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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