古文単語601 / 重要度10位

ながむ

眺む ・ 動詞 ・ 心・思考

意味

  1. 物思いにふける
  2. ぼんやりと見やる
  3. (詩歌を)吟じる

覚え方

ぼんやりと遠くを見ながら、もの思いに沈むこと。景色を楽しんで眺める意味ではないのが要注意。和歌では「長雨(ながめ)」と掛詞になることが多い。「詠む」と書く同音の語は、詩歌を声に出して吟じる意味で別語。

例文

いとど人目も見えず、淋しく心細くうち眺めつつ、いづこばかりと明暮思ひやる。
訳: ますます訪ねてくる人もなく、寂しく心細く物思いにふけりながら、(父は)今どのあたりだろうかと朝晩思いやる。
更級日記・「親となりなば」

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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