古文単語601 / 重要度18位

こころにくし

心憎し ・ 形容詞 ・ 賞賛・すぐれる

意味

  1. 奥ゆかしい・心ひかれる
  2. 上品だ・優雅だ
  3. 恐ろしいほどだ・警戒される

覚え方

相手の奥深さが見えきらず、もっと知りたいと心ひかれるほどすぐれている様子。「憎し」とあるが悪い意味ではなく、ほめ言葉として使うのが中心。後の時代には、すきがなく警戒されるほどだ、という意味も出てくる。

例文

物いひたる声も、暗くて聞きたる、用意ある、心憎し。
訳: 話している声も、暗い中で聞くと、心づかいが感じられて奥ゆかしい。
徒然草・第百九十一段

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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