古文単語601 / 重要度33位

あぢきなし

・ 形容詞 ・ 不快・嫌悪

意味

  1. つまらない・むなしい
  2. どうしようもない・やるせない
  3. 道理に合わない・不当だ

覚え方

物事が思いどおりにならず、努力してもかいがないという気持ち。むなしい、つまらない、どうにもならない、と訳す。方丈記のような無常を説く文章では、この世の営みのむなしさを言う場面によく出る。現代語の「味気ない」に近いが、意味の幅はより広い。

例文

さしも危き京中の家を作るとて宝をつひやし心をなやますことは、すぐれてあぢきなくぞ侍るべき。
訳: あれほど危険な都の中に家を作ろうとして財産を費やし、心を悩ませることは、とりわけつまらないことでございましょう。
方丈記

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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