古文単語601 / 重要度62位

あてなり

貴なり ・ 形容動詞 ・ 身分・高貴

意味

  1. 身分が高い・高貴だ
  2. 上品だ・優美だ

覚え方

生まれや家柄が高貴であることが元の意味で、そこから態度や姿の上品さも表すようになった。竹取物語の「貴なるも賤しきも」のように、「あやし(賤し)」と対になって出ることが多い。現代語の「あてにする」とは無関係。

例文

世界の男、貴なるも賤しきも、「いかでこのかぐや姫を得てしがな、見てしがな。
訳: 世の中の男は、身分の高い者も低い者も、「なんとかしてこのかぐや姫を妻にしたい、会ってみたい」(と思う)。
竹取物語(第二節)

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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