古文単語601 / 重要度64位

いふかひなし

言ふ甲斐無し ・ 形容詞 ・ 様子・状態

意味

  1. 言ってもしかたがない・どうしようもない
  2. 取るに足りない・つまらない
  3. 身分が低い
  4. (〜なる で)死ぬ

覚え方

言っても効き目がない、というのが元の意味。どうにもならない状況のほか、言う価値もないほど取るに足りない、身分が低い、という意味もある。「いふかひなくなる」は「死ぬ」の遠回しな言い方で、入試でよくねらわれる。

例文

されどとかくいふかひなくて、みかどよりはじめ奉りて、大臣公卿ことごとく摂津国難波の京にうつり給ひぬ。
訳: しかし、あれこれ言ってもどうしようもなくて、帝をはじめとして、大臣や公卿もみな摂津の国の新しい都にお移りになった。
方丈記

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

← いはけなし601語の一覧うたて →

古文単語アプリ「こぶんめくり」
601語を重要度順に、本文の中の一文で意味を当てて覚える単語帳です。試験日から1日の語数を逆算し、覚えた語は1日後・3日後・1週間後にもう一度出ます。間違えた語だけが一覧に残り、2回続けて正解すると消えます。敬語42語・助動詞28語のセットもあります。

iPhone 版は App Store の審査中です。Android 版はテスト中で、参加ページで「テスターになる」を押すと使えます。