古文単語601 / 重要度68位

おぼつかなし

覚束無し ・ 形容詞 ・ 不安・心配

意味

  1. はっきりしない・ぼんやりしている
  2. 気がかりだ・不安だ
  3. 待ち遠しい・会いたい
  4. 疑わしい

覚え方

対象がはっきりとつかめない状態が元の意味。見た目がぼんやりしている、様子がわからず気がかりだ、会えずにいて待ち遠しい、と広がる。「こころもとなし」と意味が近い。現代語の「(技能が)頼りない」の意味だけで訳さないこと。

例文

山吹のきよげに、藤のおぼつかなき様したる、すべて思ひすて難きことおほし。
訳: 山吹が清らかに咲き、藤の花がぼんやりとかすんだ様子をしているのなど、すべて捨てがたいことが多い。
徒然草・第十九段

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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