古文単語601 / 重要度80位

にくし

憎し ・ 形容詞 ・ 不快・嫌悪

意味

  1. 気に入らない・いやだ
  2. しゃくにさわる
  3. 見苦しい・みにくい

覚え方

強い憎しみよりも、気に入らない・感じが悪いという軽い不快を表すことが多い。「にくからず」は打消で「感じがよい・好ましい」。「心にくし」は奥ゆかしいというほめ言葉なので、「にくし」の仲間と考えないこと。

例文

いかなる女なりとも、明暮そひ見むには、いと心づきなく憎かりなむ。
訳: どんな女性であっても、朝晩ずっと連れ添って顔を合わせていては、きっとひどく気にくわず、いやになるだろう。
徒然草・第百九十段

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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