古文単語601 / 重要度85位

びんなし

便無し ・ 形容詞 ・ 様子・状態

意味

  1. 不都合だ・具合が悪い
  2. 気の毒だ・かわいそうだ

覚え方

「便(びん)」は都合のよいこと。それが無いので、具合が悪い・ふさわしくないという意味になる。相手の立場に立つと「気の毒だ」にもなる。「不便(ふびん)なり」とも近いが、「びんなし」はまず「不都合だ」と覚えるのが入試向き。

例文

むかしより御門の御領にてのみさふらふ所を今更に私の物になり侍らむ、びんなきことなり。
訳: 昔からずっと帝のご領地であった所を、今さら個人の物にいたしますのは、不都合なことです。
大鏡・巻一

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

← ひがごと601語の一覧ほい →

古文単語アプリ「こぶんめくり」
601語を重要度順に、本文の中の一文で意味を当てて覚える単語帳です。試験日から1日の語数を逆算し、覚えた語は1日後・3日後・1週間後にもう一度出ます。間違えた語だけが一覧に残り、2回続けて正解すると消えます。敬語42語・助動詞28語のセットもあります。

iPhone 版は App Store の審査中です。Android 版はテスト中で、参加ページで「テスターになる」を押すと使えます。