古文単語601 / 重要度132位

さかし

賢し ・ 形容詞 ・ 性格・態度

意味

  1. しっかりしている・賢明だ
  2. 利口ぶっている・こざかしい

覚え方

判断力があり気丈な様子を表すほめ言葉が元だが、出しゃばって利口ぶる悪い意味でも使う。名詞「さかしら」は差し出口・利口ぶったふるまいで、悪い意味が中心。「かしこし」と同じ漢字を当てるので読みに注意。

例文

さかしく思ふにせかれず、今の間も恋しきぞわりなかりける。
訳: 分別をはたらかせて思い直しても恋心はせき止められず、今のこの間も恋しいのは、どうしようもないことだった。
源氏物語・宿木

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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