古文単語601 / 重要度137位

あやにくなり

生憎なり ・ 形容動詞 ・ 不快・嫌悪

意味

  1. 意地が悪い・ひどい
  2. あいにくだ・都合が悪い
  3. 度が過ぎて困る

覚え方

感動詞「あや」と「憎し」の語幹「にく」が合わさった語で、ああ憎らしいという気持ちが元。人の態度なら意地悪、事の成り行きなら折あしく都合が悪い。現代語の「あいにく」はこの語が変化したもの。

例文

時雨といふばかりにもあらず、あやにくにあるに猶出でむとす。
訳: 時雨というほどの降り方ではなく、あいにくひどく降っているのに、それでも出かけようとする。
蜻蛉日記・上巻

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

← あいぎやう601語の一覧いまいまし →

古文単語アプリ「こぶんめくり」
601語を重要度順に、本文の中の一文で意味を当てて覚える単語帳です。試験日から1日の語数を逆算し、覚えた語は1日後・3日後・1週間後にもう一度出ます。間違えた語だけが一覧に残り、2回続けて正解すると消えます。敬語42語・助動詞28語のセットもあります。

iPhone 版は App Store の審査中です。Android 版はテスト中で、参加ページで「テスターになる」を押すと使えます。