古文単語601 / 重要度214位

いたし

痛し・甚し ・ 形容詞 ・ 程度・強調

意味

  1. はなはだしい・ひどい
  2. すばらしい・立派だ
  3. 痛い・つらい

覚え方

程度が並外れていることを表す。よい方向なら「すばらしい」、悪い方向なら「ひどい」と訳し分ける。体や心の痛みをいう「痛し」も同じもとの語。連用形「いたく」は副詞のように使われる。

例文

造れるさま、木深く、いたき所まさりて、見どころある住まひなり。
訳: (入道の家の)造りは、木立が深く、すばらしい点がまさっていて、見る価値のある住まいである。
源氏物語・明石

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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