古文単語601 / 重要度339位

ひとやりならず

人遣りならず ・ 連語 ・ 心・思考

意味

  1. 自分の心からする
  2. 誰のせいでもない

覚え方

「人遣り」は他人に命じられてすること。それを打ち消して、自分の意志でする、自分から招いたことだの意になる。つらさや悲しさが誰のせいでもなく自分の心から生じた、という場面で使われる。

例文

道のほど、人やりならず、心細く思ひ続くるに、空のけしきもいたう雲りて、まだ暗かりけり。
訳: 道中、誰のせいでもなく自分の心から心細く思い続けていると、空模様もひどく曇って、まだ暗かった。
源氏物語・乙女

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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