古文単語601 / 重要度356位

やうなし

益無し ・ 形容詞 ・ 様子・状態

意味

  1. 役に立たない・無益だ
  2. つまらない・意味がない

覚え方

「益(やく)なし」が音便で「やうなし」となった語。してもかいがない、無駄だの意。「様なし」(方法がない・理由がない)と同じ読みになるので、漢字か文脈で見分ける。「あいなし」「よしなし」と近い。

例文

人の名も、目馴れぬ文字をつかむとする、益なき事なり。
訳: 人の名前も、見慣れない文字を使おうとするのは、無益なことだ。
徒然草・第百十六段

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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