古文単語601 / 重要度558位

わらは

童 ・ 名詞 ・ 身分・高貴

意味

  1. 元服前の子ども
  2. 召使いの子ども・童女

覚え方

髪を結い上げる前の子どもで、元服(男)や裳着(女)の前の者をいう。貴族の家で雑用に使われる少年少女も指し、女の子は「女(め)の童」とも。「わらはべ」は子どもたちの意。中世以降の女性がへりくだって使う一人称「わらは(妾)」は、この語から転じた用法。

例文

黄なる生絹の単袴、長く着なしたる童の、をかしげなる出で来て、うち招く。
訳: 黄色い生絹の単袴を長めに着こなした召使いの少女で、かわいらしい子が出て来て、手招きする。
源氏物語・夕顔

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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