古文単語601 / 重要度562位

あへなし

敢へ無し ・ 形容詞 ・ 驚き・あきれ

意味

  1. あっけない・張り合いがない
  2. どうしようもない

覚え方

「敢ふ(こらえる・持ちこたえる)」が「無し」で、持ちこたえる間もない様子。期待したことがあっさり終わって拍子抜けする気持ちをいう。竹取物語では阿倍の右大臣の失敗に掛けた語源話がある。

例文

あまたの日数も隔てぬほどに、おはしにけむ方も知らず、あへなきわざなりや。
訳: 幾日もたたないうちに、どこへ行ってしまわれたのかもわからない。なんともあっけないことよ。
源氏物語・椎本

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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