介護福祉士国家試験 / 独学か講座か
介護福祉士の国試、独学か講座か。実務経験ルートの人へ
介護の仕事をしながら介護福祉士を目指す人から、独学で受かるのか、講座に通ったほうがいいのか、という質問をよく見かけます。ここでは試験センターが公表している条件と、過去問アプリを作るために問題を数えた結果から言えることだけを書きます。
実務者研修は、独学では代わりにならない
実務経験ルートで受ける場合、3年以上の実務経験に加えて、養成施設などで実務者研修を修了していることが必要です。試験センターも「実務経験3年以上」だけでは受験できないと書いています。ですから「講座か独学か」のうち、実務者研修の部分はどちらにしても受けることになります。独学で済ませられるかどうかを考えるのは、筆記試験の勉強のほうです。
出典: 介護福祉士国家試験 受験資格(資格取得ルート図)(試験センター) / 実務経験+実務者研修(試験センター)実務経験は、在職していた期間(従業期間)と、実際に介護の業務をした日数(従事日数)の両方が決まった数に届いている必要があります。数え方の表と計算表は試験センターのページにあります。申し込みの時点で足りていなくても、試験のある年度の3月31日までに満たす見込みなら受験できます。
また、相談員や看護師、事務員など、主な仕事が介護ではない職種は実務経験に入りません。兼務している人は、主な業務が介護だと辞令などで分かることが条件です。自分の職種が入るかどうかは「実務経験の範囲」で確かめてください。
出典: 実務経験の範囲(試験センター)第39回(2027年1月31日)の受験の申し込みは、2026年9月2日で締め切られています。
出典: 令和8年度 第39回介護福祉士国家試験(試験センター)パート合格があるので、1回で全部そろえなくてもいい
第38回から、試験がAパート・Bパート・Cパートに分かれ、パートごとに合格できる仕組みが始まりました。全体の合格点に届かなくても、パートの基準点以上で、そのパートの科目群すべてに得点があれば、そのパートは合格になります。合格したパートは翌年と翌々年まで有効で、その間は残りのパートだけを受け直せます。
第38回の合格点は125点満点の64点、合格率は70.1%でした。パート別の合格はAパート3,935人、Bパート1,509人、Cパート6,181人(一部重複)です。
出典: 第38回介護福祉士国家試験の合格基準及び正答について(PDF) / 第38回介護福祉士国家試験の合格発表について(PDF)独学で進めるときの順番
ここからは、過去問アプリを作っている立場からの提案です。合格を約束するものではありません。
1. 第38回を通しで解き、パートごとの点を出す
最初に、第38回の125問を本番と同じように午前(Aパート)と午後(BパートとCパート)に分けて解きます。点数より、どのパートで落としているかを知るのが目的です。分からなかった問題は、当たっていても「間違い」として印を付けておきます。
2. 印の付いた問題だけを解き直す
印の付いた問題だけを、解説を読みながら解き直します。2回続けて正解できたら印を外す、と決めておくと、残りの数が減っていくのが見えます。働きながらだと時間が限られるので、すでに解ける問題を何周もするより、落としている問題に時間を回せます。
3. 前の回にさかのぼる
第38回の印が減ってきたら、第37回、第36回とさかのぼります。科目ごとの問題数は第33回から第38回までほとんど変わらず、いちばん多い生活支援技術は毎回26問でした。多く出る科目を先に知っておくと、時間の使い方を決めやすくなります。科目ごとの問題数を数えた話
独学が向かないと感じたら、講座や通信の教材を足すのも手です。どちらが正解ということはなく、過去問を解いて、自分で間違いを見直す時間を取れるかどうかで決めればいいと思います。
第38回の問題を1問ずつ
第38回の問題は、正答と選択肢ごとの解説つきで1問ずつ載せています。第38回の過去問と解説 / 第39回の日程と合格基準
ニガテ帳は、間違えた問題だけが残り、2回続けて正解すると消える過去問アプリです。第38回の125問は無料で解けます。このページとアプリは個人(YURU)の制作物で、社会福祉振興・試験センターとは関係ありません。