古文単語601 / 重要度24位

なかなか

中中 ・ 副詞 ・ 呼応・否定・疑問

意味

  1. かえって・むしろ
  2. 中途半端に・なまじっか
  3. (〜なり で)中途半端だ

覚え方

「中」を重ねた語で、どっちつかずの中途半端な状態がもと。中途半端にするくらいなら、かえってない方がよい、という気持ちから「かえって・むしろ」の意味になる。現代語の「相当に・ずいぶん」の意味で訳すと誤りになる。

例文

なかなか、この御ありさまを遥かに見るも、身のほど口惜しうおぼゆ。
訳: かえって、このご立派なご様子を遠くから見るにつけても、わが身の程度が残念に思われる。
源氏物語・澪標

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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