古文単語601 / 重要度35位

わびし

侘びし ・ 形容詞 ・ つらい・悲しい

意味

  1. つらい・やりきれない
  2. がっかりだ・興ざめだ
  3. 貧しい・みすぼらしい
  4. 寂しい・心細い

覚え方

動詞「わぶ(思い悩む・困る)」から生まれた語で、どうにもならずやりきれない気持ちを表す。そこから、期待外れでがっかりだ、暮らしが貧しい、寂しい、などの意味になる。後世の「わび・さび」の美意識とは別に、まず「つらい」と覚える。

例文

ここら船に乘りてまかりありくに、まだかくわびしきめを見ず。
訳: 長年たくさん船に乗って行き来しておりますが、まだこれほどつらい目にあったことはありません。
竹取物語(第六節)

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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