古文単語601 / 重要度36位

こころもとなし

心許無し ・ 形容詞 ・ 不安・心配

意味

  1. 待ち遠しい・じれったい
  2. 気がかりだ・不安だ
  3. ぼんやりしている・はっきりしない

覚え方

心が落ち着かず、そわそわする状態。早く知りたい・会いたいのにそうならない「じれったい・待ち遠しい」と、どうなるかわからない「気がかりだ」の二つが中心。現代語の「頼りない」の意味だけで訳すと誤りやすい。

例文

扇子をつとさし隠したれば、顔は見えぬほど心もとなくて、胸うちつぶれつつ見たまふ。
訳: (女が)扇をさっと顔にかざしているので、顔が見えない間はじれったくて、胸をどきどきさせながらご覧になる。
源氏物語・宿木

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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