古文単語601 / 重要度114位

けしからず

怪しからず ・ 連語 ・ 不快・嫌悪

意味

  1. よくない・感心しない
  2. 異様だ・とんでもない
  3. ひどい・はなはだしい

覚え方

「怪し(異様だ)」を打消で強めたとされる語で、打消が付いても意味は「けし」と同じく異様だ、よくない。「けしかる」も同じ意味になる。打消に引かれて「怪しくない」と訳すのが典型的な誤り。

例文

世の人のもの言ひぞ、いとあぢきなくけしからずはべるや。
訳: 世間の人のうわさ話は、たいそう情けなくよくないものでございますよ。
源氏物語・浮舟

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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