古文単語601 / 重要度209位

あやなし

文無し ・ 形容詞 ・ 心・思考

意味

  1. 筋が通らない・わけがわからない
  2. かいがない・つまらない
  3. (あやなく)わけもなく

覚え方

「文(あや=模様・筋目)」が「無し」の意で、筋道が立たない様子をいう。古今集の「春の夜の闇はあやなし」は、闇が梅の花の色を隠しても香りは隠れないので、闇の役目はむだだと詠んだもの。

例文

あやなく今日は眺め暮らしはべる
訳: わけもなく今日は物思いにふけって一日を過ごしております
源氏物語・若菜上

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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