古文単語601 / 重要度350位

むくつけし

・ 形容詞 ・ 不安・心配

意味

  1. 気味が悪い・恐ろしい
  2. 無骨だ・むさくるしい

覚え方

正体のわからないものに対する不気味さや恐ろしさを表す。物の怪や見知らぬ男の侵入などの場面に多い。人柄について言えば、荒々しく洗練されていない、無骨だの意になる。

例文

あさましくむくつけくなりて、人召せど、近くもさぶらはねば、聞きつけて参るもなし。
訳: あまりのことに気味悪く恐ろしくなって、人をお呼びになるが、近くに控えていないので、聞きつけて参上する者もいない。
源氏物語・若菜下

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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