古文単語601 / 重要度456位

さきのよ

前の世 ・ 名詞 ・ 宗教・死・出家

意味

  1. 前世

覚え方

仏教の三世(前世・現世・来世)の考えによる語で、この世に生まれる前の世をいう。今の身の幸不幸は前世の行いの報いだとされ、「前の世の契り」は前世からの因縁の意。対になる「後の世」は来世を指す。

例文

悪しきものに領ぜられたまひけむも、さるべき前の世の契りなり。
訳: 悪い物の怪に取りつかれなさったというのも、そうなるはずの前世からの因縁なのです。
源氏物語・夢浮橋

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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