てならひ
意味
- 習字
- 思いつくままに書き流すこと
覚え方
「手(筆跡)」を「習ふ」ことで、文字を書く練習が元の意味。そこから、心に浮かぶ古歌や思いを気の向くままに書きつけることもいう。源氏物語には「手習」という巻名もあり、出家後の浮舟が思いを書きつける場面がある。
例文
なき人の、手習ひ、絵かきすさびたる見出でたるこそ、ただその折の心地すれ。
訳: 亡くなった人が習字をしたものや、気ままに絵を描いたものを見つけ出したときは、まるでその当時の気持ちになる。
徒然草・第二十九段
例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。
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