古文単語601 / 重要度498位

てならひ

手習ひ ・ 名詞 ・ 言葉・音・手紙

意味

  1. 習字
  2. 思いつくままに書き流すこと

覚え方

「手(筆跡)」を「習ふ」ことで、文字を書く練習が元の意味。そこから、心に浮かぶ古歌や思いを気の向くままに書きつけることもいう。源氏物語には「手習」という巻名もあり、出家後の浮舟が思いを書きつける場面がある。

例文

なき人の、手習ひ、絵かきすさびたる見出でたるこそ、ただその折の心地すれ。
訳: 亡くなった人が習字をしたものや、気ままに絵を描いたものを見つけ出したときは、まるでその当時の気持ちになる。
徒然草・第二十九段

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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