古文単語601 / 重要度528位

ふびんなり

不便なり ・ 形容動詞 ・ 不快・嫌悪

意味

  1. 都合が悪い・困る
  2. 気の毒だ・かわいそうだ
  3. かわいい・いとしい

覚え方

もとは「便(都合)がよくない」こと。そこから、相手にとって不都合なのが気の毒だ、の意が生まれ、中世にはかわいがる意にも使われた。現代語の「不便」とも「ふびん(かわいそう)」とも一つに決めず、文脈で訳し分ける。

例文

鍵を置きまどはしはべりて、いと不便なるわざなりや。
訳: 鍵を置き忘れてしまいまして、まことに都合の悪いことでございますよ。
源氏物語・夕顔

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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