古文単語601 / 重要度581位

すべなし

術無し ・ 形容詞 ・ つらい・悲しい

意味

  1. どうしようもない
  2. つらくてたまらない

覚え方

「術(すべ)」は手段・方法のこと。それが無いので、どうしようもない、なすすべがない、の意。困り果ててつらい気持ちも表す。同じ意味の「せむかたなし」「ずちなし」とあわせて覚える。

例文

川の水に手を洗ひて、清水の観音を念じたてまつりても、すべなく思ひ惑ふ。
訳: 川の水で手を洗い清めて、清水の観音にお祈り申し上げても、どうしようもなく思い惑う。
源氏物語・夕顔

例文は、著作権の切れた古典の本文(ウィキソース所収の翻刻)から引き、字体を新字体に改めました。意味・解説・現代語訳は「こぶんめくり」で書いたものです。誤りに気づいたらお知らせください。

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