YURU › 国家試験の過去問ガイド › 介護福祉士 › 11の科目群と0点の決まり
介護福祉士国家試験の11の科目群とは。1つでも0点だと不合格になる決まりと、問題数
介護福祉士国家試験は、総得点が合格点を超えていても、11ある「科目群」のどれか1つが0点だと不合格になります。問題数が5問しかない科目群もあるので、総得点だけ見ていると気づきにくい落とし穴です。このページでは、試験センターの合格基準と第38回の正答表から、11の科目群の中身と問題数を整理しました。
2026年10月7日時点の公式発表をもとにしています。
合格の条件は2つ
試験センターの合格基準では、全パートを受けた人は次の2つを満たすと合格です。
- 1総得点が合格点以上であること。合格点は、問題の総得点の60%程度を基準に、問題の難易度で補正して決まります(第38回は125点中64点)。
- 21を満たしたうえで、11の科目群すべてで得点があること。
2つ目の条件は、1問でも正解していればよいということです。逆に言えば、ある科目群の問題を全部まちがえると、総得点が何点でも不合格になります。出典: 介護福祉士国家試験 合格基準(試験センター) / 第38回 合格基準及び正答(PDF)
11の科目群と問題数(第38回)
科目群と問題番号は、第38回の「合格基準及び正答について」の正答表から数えました。第37回も、問題の並び順は違いますが、科目群ごとの問題数は同じでした。
| 科目群 | 問題数 | パート | 第38回の問題番号 |
|---|---|---|---|
| ①人間の尊厳と自立、介護の基本 | 12問 | A | 1〜12 |
| ②社会の理解 | 12問 | A | 13〜24 |
| ③人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術 | 10問 | A | 25〜34 |
| ④生活支援技術 | 26問 | A | 35〜60 |
| ⑤こころとからだのしくみ | 12問 | B | 61〜72 |
| ⑥発達と老化の理解 | 8問 | B | 73〜80 |
| ⑦認知症の理解 | 10問 | B | 81〜90 |
| ⑧障害の理解 | 10問 | B | 91〜100 |
| ⑨医療的ケア | 5問 | B | 101〜105 |
| ⑩介護過程 | 8問 | C | 106〜113 |
| ⑪総合問題 | 12問 | C | 114〜125 |
合計125問。科目群に含まれる科目: ①人間の尊厳と自立(2問)、介護の基本(10問)、②社会の理解、③人間関係とコミュニケーション(4問)、コミュニケーション技術(6問)、④生活支援技術、⑤こころとからだのしくみ、⑥発達と老化の理解、⑦認知症の理解、⑧障害の理解、⑨医療的ケア、⑩介護過程、⑪総合問題(事例形式)。出典: 第38回 合格基準及び正答(PDF) / 第37回 合格基準及び正答(PDF)
A・B・Cパートとの関係
第38回からは、11の科目群が3つのパートに分けられています。Aパートは①〜④(60点)、Bパートは⑤〜⑨(45点)、Cパートは⑩と⑪(20点)です。全体の合格点に届かなかった人でも、パートごとの基準点以上で、そのパートの科目群すべてに得点があれば、そのパートは合格になり、翌年・翌々年まで受験が免除されます。
パートの基準点は、全パートを受けた全受験者の各パートの平均点の比で、全体の合格点を分けて決まります。第38回はAパート32.23点、Bパート20.43点、Cパート11.33点でした。パートの判定でも、そのパートの科目群に0点があると合格になりません。
第39回からは、第38回でパート合格した人は、全パートを受けるか、不合格のパートだけを受けるかを選べます(不合格パートの一部だけを受けることはできません)。出典: 介護福祉士国家試験 合格基準(試験センター) / 第38回 合格基準及び正答(PDF) / パート合格(合格パートの受験免除)のお知らせ(試験センター)
0点の科目群を作らないための過去問の解き方
通しで解いたら、総得点だけでなく、上の表の11の科目群ごとの点を書き出してください。科目群の点が0〜1点のところが、本番で0点になりうる場所です。
いちばん問題数が少ないのは⑨医療的ケアの5問です。次が⑥発達と老化の理解と⑩介護過程の8問。問題数が少ない群ほど、数問の取りこぼしで0点に近づきます。総得点を上げるには問題数の多い④生活支援技術(26問)が効きますが、0点を避けるには少ない群を先に固めておくほうが確実です。
⑪総合問題は、全領域の知識を横断的に問う事例形式の問題です。事例の読み違いで続けて落とすことがあるので、間違えたときは、どこを読み違えたかも一緒にメモしておくと次に役立ちます。
パート合格をねらう場合も、そのパートの科目群すべてに得点が要ります。Bパートは5つの科目群が45問に入っていて、1群あたりの問題数が少ないので、特に気をつけてください。
合格点の動きは合格点・合格率の推移に、試験までの日程は日程と残り日数の使い方にまとめています。
過去問アプリについて
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このページについて
このページは個人(YURU)の制作物で、厚生労働省および社会福祉振興・試験センターとは関係ありません。数字と日付は、各項目に示した社会福祉振興・試験センターと厚生労働省の公表資料から取り、2026年10月7日時点で確かめました。公式の資料で確かめられなかった値は載せていません。受験の手続きは、必ず公式の案内で確かめてください。