臨床検査技師国家試験 / 第72回 過去問と解説

第72回臨床検査技師国家試験 午前 問64

科目: 臨床血液学

第ⅩⅢ因子で正しいのはどれか。
  1. 1創傷治癒に関係する。
  2. 2欠損症でAPTTが延長する。
  3. 3蛋白分解酵素の前駆体である。
  4. 4活性化第Ⅹ因子により活性化される。
  5. 5フィブリンβ鎖間に架橋結合をもたらす。
正答と解説を見る

正答: 1 創傷治癒に関係する。

正答 1: 第ⅩⅢ因子(フィブリン安定化因子)はフィブリン同士を架橋して血栓を安定させ、創傷治癒にも関わる。欠損症では止血後の再出血(後出血)や創傷治癒の遅れがみられる。 2 × 第ⅩⅢ因子欠損症ではPT・APTTとも正常で、診断には第ⅩⅢ因子活性やクロット溶解試験を用いる。 3 × 第ⅩⅢ因子は蛋白分解酵素ではなく、トランスグルタミナーゼの前駆体である。 4 × 第ⅩⅢ因子はトロンビンによりCa²⁺存在下で活性化される。 5 × 架橋するのはフィブリンのγ鎖同士とα鎖で、β鎖ではない。

問題文・選択肢・正答は厚生労働省が公表したものです。解説は「ニガテ帳」が独自に書いたもので、厚生労働省によるものではありません。誤りに気づいたらお知らせください。

出典: 厚生労働省 第72回臨床検査技師国家試験 問題 / 公共データ利用規約(第1.0版)
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