臨床検査技師国家試験 / 第72回 過去問と解説

第72回臨床検査技師国家試験 午前 問65

科目: 臨床血液学

APTTが延長しない薬剤はどれか。
  1. 1ヘパリン
  2. 2アスピリン
  3. 3直接抗Ⅹa薬
  4. 4ワルファリン
  5. 5直接抗トロンビン薬
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正答: 2 アスピリン

正答 2: アスピリンはシクロオキシゲナーゼを不可逆的に阻害し、トロンボキサンA2の産生を抑えて血小板凝集を抑える抗血小板薬である。凝固因子には作用しないのでAPTTは延長しない(出血時間が延長する)。 1 × ヘパリンはアンチトロンビンの作用を強めてトロンビン・Ⅹaを阻害し、APTTが延長する(APTTで効果をみる)。 3 × 直接抗Ⅹa薬は第Ⅹa因子を直接阻害し、PT・APTTを延長させうる。 4 × ワルファリンはビタミンK依存性因子(Ⅱ・Ⅶ・Ⅸ・Ⅹ)を減らすのでPTが延長し、APTTも延長する(効果はPT-INRで管理)。 5 × 直接抗トロンビン薬(ダビガトランなど)はトロンビンを直接阻害し、APTTが延長する。

問題文・選択肢・正答は厚生労働省が公表したものです。解説は「ニガテ帳」が独自に書いたもので、厚生労働省によるものではありません。誤りに気づいたらお知らせください。

出典: 厚生労働省 第72回臨床検査技師国家試験 問題 / 公共データ利用規約(第1.0版)
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