臨床検査技師国家試験 / 第72回 過去問と解説

第72回臨床検査技師国家試験 午後 問11

科目: 臨床検査医学総論

ウイルス感染が発症原因の血液疾患はどれか。
  1. 1急性骨髄性白血病
  2. 2骨髄異形成症候群
  3. 3成人T細胞性白血病/リンパ腫〈ATLL〉
  4. 4多発性骨髄腫
  5. 5慢性リンパ性白血病
正答と解説を見る

正答: 3 成人T細胞性白血病/リンパ腫〈ATLL〉

正答 3: 成人T細胞性白血病/リンパ腫(ATLL)はレトロウイルスのHTLV-1感染が原因で、母乳を介した母子感染が主な経路である。九州・沖縄に多く、末梢血に花びら状の核をもつflower cellが出現し、高カルシウム血症を伴いやすい。 1 × 急性骨髄性白血病は造血幹細胞の遺伝子異常によるもので、ウイルス感染が発症原因ではない(放射線や抗がん剤は危険因子)。 2 × 骨髄異形成症候群は加齢や化学療法後に起こる造血幹細胞の異常で、ウイルスは原因でない。 4 × 多発性骨髄腫は形質細胞の腫瘍で、ウイルス感染が原因ではない。 5 × 慢性リンパ性白血病は成熟B細胞の腫瘍で、日本では少なく、ウイルスは原因でない。

問題文・選択肢・正答は厚生労働省が公表したものです。解説は「ニガテ帳」が独自に書いたもので、厚生労働省によるものではありません。誤りに気づいたらお知らせください。

出典: 厚生労働省 第72回臨床検査技師国家試験 問題 / 公共データ利用規約(第1.0版)
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