精神保健福祉士国家試験 / 第28回 過去問と解説

第28回精神保健福祉士国家試験 午前 問60

科目: 刑事司法と福祉

事例を読んで,更生保護法におけるAさんの生活環境の調整に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。 〔事 例〕 刑務所で受刑中であるAさん(80歳)は,生活環境の調整が進められており,釈放後は引受人の長男のもとに帰住することが決まっているが,認知症が進み介護が必要な状態になりつつある。
  1. 1Aさんの生活環境の調整は,社会復帰調整官が担当している。
  2. 2Aさんは,特別調整の対象者である。
  3. 3Aさんの帰住予定地を管轄する保護観察所は,当該地域の地域生活定着支援センターに福祉サービスの調整を依頼することができる。
  4. 4Aさんの生活環境の調整を保護司が担当することはない。
  5. 5Aさんの生活環境の調整の状況は,地方検察庁に通知される。
正答と解説を見る

正答: 3 Aさんの帰住予定地を管轄する保護観察所は,当該地域の地域生活定着支援センターに福祉サービスの調整を依頼することができる。

正答 3: 保護観察所は、高齢や障害で福祉的支援が必要な受刑者について、地域生活定着支援センターに福祉サービスの調整への協力を依頼できる。帰住先がある一般調整の場合でも、帰住予定地の保護観察所が同センターに協力を依頼することができる。 1 × 社会復帰調整官は、医療観察制度の対象者の生活環境の調整などを担う職員である。受刑者の生活環境の調整は保護観察官と保護司が行う。 2 × 特別調整は、高齢または障害があり、かつ釈放後の適当な住居がないことなどが要件となる。引受人の長男のもとに帰住することが決まっているAさんは、特別調整の対象ではない。 4 × 生活環境の調整は、保護観察所の保護観察官が保護司と協働して行い、帰住先の訪問や引受人との面接などは保護司も担当する。 5 × 生活環境の調整の結果は、仮釈放の審理などに用いるため地方更生保護委員会や刑事施設に報告・通知される。地方検察庁に通知されるものではない。

問題文・選択肢・正答は社会福祉振興・試験センターが公表したものです。解説は「ニガテ帳」が独自に書いたもので、社会福祉振興・試験センターによるものではありません。誤りに気づいたらお知らせください。

出典: 社会福祉振興・試験センター 第28回精神保健福祉士国家試験 問題 / 過去問題利用にあたっての留意事項等(社会福祉振興・試験センター)
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