精神保健福祉士国家試験 / 第28回 過去問と解説

第28回精神保健福祉士国家試験 午前 問66

科目: ソーシャルワークの基盤と専門職

事例を読んで,次のうち,B現業員(社会福祉士)の発言の背景にある理論を提唱した人物として,最も適切なものを1つ選びなさい。 〔事 例〕 福祉事務所で生活保護担当のA現業員(社会福祉士)は,保護受給中のCさん(35歳)の就職活動をどう進めればよいか悩んでいる。うつ状態で半年前に退職し療養中だったが,今回の受診で主治医から軽労働可の診断が出た。「本人も速やかに再就職して経済的に自立したいと言っている」と先輩のBに相談した。Bは「福祉事務所の役割や生活保護の趣旨と制度の活用をCさんと共有し,Cさんが援助過程の各段階を意識しながら,仕事,収入,人間関係,療養といった問題への取り組み方を,Cさん自身が徐々に決めることができるよう働きかけてはどうか」と助言した。
  1. 1ハーン(Hearn, G.)
  2. 2スモーリー(Smalley, R.)
  3. 3シポリン(Siporin, M.)
  4. 4ヤングハズバンド(Younghusband, E.)
  5. 5ゴールドシュタイン(Goldstein, H.)
正答と解説を見る

正答: 2 スモーリー(Smalley, R.)

正答 2: スモーリーは機能派アプローチの代表的な論者である。機関の機能を援助に活用し、援助過程の開始・中間・終結の各段階を意識しながら、クライエントが自ら選び取り成長していく力を重視した。機関の役割を共有し、Cさんが取り組み方を徐々に決められるよう働きかけるBの助言はこの考え方に沿う。 1 × ハーンは、一般システム理論をソーシャルワークに導入した人物である。 3 × シポリンは、システム理論や生態学的な視点を取り入れたソーシャルワーク実践論で知られ、機能派の論者ではない。 4 × ヤングハズバンドはイギリスのソーシャルワーク教育の発展に尽くした人物で、地方自治体のソーシャルワーカー養成に関する報告(ヤングハズバンド報告)で知られる。 5 × ゴールドシュタインは、ソーシャルワークの方法を統合的にとらえる一元的アプローチ(ユニタリー・アプローチ)を提唱した。

問題文・選択肢・正答は社会福祉振興・試験センターが公表したものです。解説は「ニガテ帳」が独自に書いたもので、社会福祉振興・試験センターによるものではありません。誤りに気づいたらお知らせください。

出典: 社会福祉振興・試験センター 第28回精神保健福祉士国家試験 問題 / 過去問題利用にあたっての留意事項等(社会福祉振興・試験センター)
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