精神保健福祉士国家試験 / 第28回 過去問と解説

第28回精神保健福祉士国家試験 午前 問43

科目: 地域福祉と包括的支援体制

国内外のセツルメントの歴史に関する次の記述のうち,適切なものを2つ選びなさい。
  1. 1バーネット(Barnett, S.)がトインビー・ホール(ロンドン)を設立した当初,主に活動したのは外部から移り住んだ大学の卒業生達であった。
  2. 2アダムス(Addams, J.)がハル・ハウス(シカゴ)を設立した当初,ヨーロッパからの移民が集住する地域で学習機会提供を含む様々な支援活動が展開された。
  3. 3岡山博愛会は,社会階層の高い住民の割合が大きい地域の中で,排除された人々が気軽に立ち寄り交流する場を提供した。
  4. 4キングスレー館は,1924年(大正13年)の関東大震災を契機として,東京帝国大学セツルメントの関係者によって設立された。
  5. 5我が国の隣保事業は,明治後期に同和対策事業として,政府による公設セツルメントとして始まった。
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正答: 1 バーネット(Barnett, S.)がトインビー・ホール(ロンドン)を設立した当初,主に活動したのは外部から移り住んだ大学の卒業生達であった。・2 アダムス(Addams, J.)がハル・ハウス(シカゴ)を設立した当初,ヨーロッパからの移民が集住する地域で学習機会提供を含む様々な支援活動が展開された。

正答 1・2: 1884年にバーネットがロンドンのイーストエンドに設立したトインビー・ホールでは、オックスフォード大学やケンブリッジ大学の学生・卒業生が地域に移り住み、住民と交流しながら活動した。1889年にアダムスらがシカゴに開設したハル・ハウスは、ヨーロッパからの移民が多く住む地域で、教育や文化活動、保育などの多様な支援を展開した。 3 × 岡山博愛会は1891年にアメリカ人宣教師アダムス(Adams, A.)が岡山の貧困層の多い地域に設けたもので、社会階層の高い住民が多い地域ではない。 4 × キングスレー館は1897年に片山潜が東京の神田三崎町に設立した。関東大震災を契機に設立されたのは東京帝国大学セツルメントである。 5 × 隣保事業の公設セツルメントは大正期に始まり、1921年の大阪市立市民館などが知られる。同和対策としての隣保館の整備は戦後のことである。

問題文・選択肢・正答は社会福祉振興・試験センターが公表したものです。解説は「ニガテ帳」が独自に書いたもので、社会福祉振興・試験センターによるものではありません。誤りに気づいたらお知らせください。

出典: 社会福祉振興・試験センター 第28回精神保健福祉士国家試験 問題 / 過去問題利用にあたっての留意事項等(社会福祉振興・試験センター)
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