精神保健福祉士国家試験 / 第28回 過去問と解説

第28回精神保健福祉士国家試験 午後 問25

科目: 精神保健福祉の原理

次のうち,このエピソードの背景にあるものとして,適切なものを1つ選びなさい。
  1. 1倫理的ジレンマ
  2. 2マージナルマン
  3. 3二重拘束性
  4. 4スティグマ
  5. 5優生思想
正答と解説を見る

正答: 4 スティグマ

正答 4: 「精神障害者は危険だから閉じ込めておくべきだ」という語りは、精神障害者を危険な存在とひとくくりにする偏見であり、社会的な烙印であるスティグマにあたる。否定されても考えが変わらないのは、偏見が知識の不足だけでなく、社会に根づいた固定観念として持たれているためである。 1 × 倫理的ジレンマは、援助者が複数の価値や義務のあいだで、どれを優先すべきか迷う状況を指す。知人の偏見そのものを説明する言葉ではない。 2 × マージナルマン(境界人)は、二つの集団や文化のあいだにあって、どちらにも十分に属せない人を指す概念で、パークやレヴィンが論じた。偏見の背景を示す言葉ではない。 3 × 二重拘束(ダブルバインド)はベイトソンらが示した概念で、互いに矛盾する二つのメッセージを同時に受けて身動きがとれなくなる状態を指す。 5 × 優生思想は、遺伝的に「劣る」とみなした人の出生を防ごうとする考え方で、旧優生保護法による強制不妊手術などにつながった。危険視して隔離を求める語りは、より直接にはスティグマとして捉えるのが適切である。

問題文・選択肢・正答は社会福祉振興・試験センターが公表したものです。解説は「ニガテ帳」が独自に書いたもので、社会福祉振興・試験センターによるものではありません。誤りに気づいたらお知らせください。

出典: 社会福祉振興・試験センター 第28回精神保健福祉士国家試験 問題 / 過去問題利用にあたっての留意事項等(社会福祉振興・試験センター)
← 午後 問24第28回の一覧午後 問26 →

精神保健福祉の原理のほかの問題

間違えた問題だけが残る過去問アプリ
精神保健福祉士は「ニガテ帳」(iPhone)の次のアップデートで追加する予定です。間違えた問題は「苦手」として残り、2回続けて正解すると消えます。全問に解説つき、広告なし。