社会福祉士国家試験の受験資格。大学・短大+相談援助の実務・養成施設の12のルート(第39回)
こんな人に社会福祉士国家試験を受けようと考えている学生・社会人
社会福祉士の国家試験を受けるには、福祉系の大学などで決められた科目を修めるか、養成施設を出るか、その組み合わせに相談援助の実務経験を足す必要があります。試験センターの第39回の案内と受験資格のページから、ルートの全体を並べます。第39回は2027年2月7日(日)です。
- 第39回の試験日2027年2月7日(日)
- 合格発表(試験センターのホームページ)2027年3月9日(火)
日数は、このページを開いた日(日本時間)から数えています。
先に要点を書きます。
- 受験資格の概要は4つです。4年制大学の指定科目、短大等の指定科目+相談援助の実務、短期養成施設、一般養成施設です。
- 細かく分けると、社会福祉士及び介護福祉士法第7条の第1号から第12号までの12のルートがあります。
- 福祉の科目を学んでいない人は、一般養成施設(1年以上)を出るのが基本の道です。
第39回の受験資格(概要)
| 学校・養成施設 | そのあと | |
|---|---|---|
| (1) | 4年制大学で指定科目を修めて卒業 | そのまま受験 |
| (2) | 2年制(または3年制)短期大学等で指定科目を修めて卒業 | 指定施設で2年以上(3年制は1年以上)相談援助の業務に従事してから受験 |
| (3) | 社会福祉士短期養成施設(6月以上)を卒業(修了) | 受験 |
| (4) | 社会福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業(修了) | 受験 |
出典: 令和8年度 第39回社会福祉士国家試験(試験センター)
どれも、2027年3月31日までに卒業・修了・従事する見込みの人を含みます。
12のルートを、学んだことで分けると
試験センターのルート図には、法第7条の第1号から第12号までの12のルートが載っています。何を学んだか・どんな実務をしたかで分けると、次のようになります。
| 何を学んだか・どんな実務か | 受験までの道 |
|---|---|
| 福祉系大学等・短大等で「指定科目」を修めた | 大学4年はそのまま。短大等は相談援助の実務(3年制1年以上・2年制2年以上)のあと受験 |
| 福祉系大学等・短大等で「基礎科目」を修めた | (短大等は相談援助の実務を経て)短期養成施設(6月以上)へ |
| 社会福祉主事養成機関を出た | 相談援助の実務を経て、短期養成施設(6月以上)へ |
| 福祉事務所の査察指導員など5職種の実務経験が4年以上 | 短期養成施設(6月以上)へ |
| 一般の大学・短大等を出た(福祉の科目なし) | (短大等は相談援助の実務を経て)一般養成施設(1年以上)へ |
| 相談援助の実務経験がある | 一般養成施設(1年以上)へ |
出典: 社会福祉士国家試験 受験資格(資格取得ルート図)(試験センター) / 社会福祉士国家試験 受験資格 査察指導員等の実務経験(試験センター)
短期養成施設・一般養成施設の入学に必要な学歴や相談援助の実務は、それぞれの養成施設が審査します。実習科目の免除も養成施設への問い合わせです。
相談援助の実務経験
実務経験として数えられる施設・事業と職種は、社会福祉士及び介護福祉士法施行規則と厚生労働省の通知で決められていて、児童・高齢者・障害者・その他などの分野ごとに一覧があります。一覧にない施設・職種の経験は、厚生労働大臣が個別に認める場合を除いて対象になりません。ほかの職種と兼務している場合は、兼務が辞令で明らかで、主な業務が福祉に関する相談援助である人が対象です。
出典: 社会福祉士国家試験 受験資格 相談援助業務(実務経験)(試験センター)
申し込みのときに出す証明書
| 受験資格の区分 | 出す証明書 |
|---|---|
| 区分1 福祉系大学等 | 卒業(見込)証明書・指定科目履修(見込)証明書(成績証明書は不可) |
| 区分2 福祉系短大3年+実務経験1年 | 卒業証明書・指定科目履修証明書と、実務経験(見込)証明書 |
| 区分3 福祉系短大2年+実務経験2年 | 卒業証明書・指定科目履修証明書と、実務経験(見込)証明書 |
| 区分4 養成施設等 | 卒業(修了)(見込)証明書(卒業証書は不可) |
| 過去に受験資格が確定している人 | 過去の試験で交付された受験票か結果通知(過去の試験の回と受験番号が要る) |
出典: 令和8年度 第39回社会福祉士国家試験(試験センター)
第39回の申し込みは2026年9月3日〜10月2日で、インターネットで受け付けられ、すでに終わっています。受験手数料は、社会福祉士だけを受ける場合24,300円でした。
受験資格がそろったら
ここからは、過去問アプリを作っている立場からの話です。合格を約束するものではありません。
社会人から養成施設を経て受ける人は、仕事と課題のあいだで勉強の時間をとることになります。試験は129問で、6つの科目群すべてで1点以上とる必要があります。最初の2週間にやることは社会人から始めるときに、科目群の問題数は試験まで3か月の勉強の順番に、合格点の推移は合格点・合格率の推移にまとめています。
よくある質問
一般の大学を出た社会人は、どうすれば受けられますか。
一般の4年制大学を出た人は、社会福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業(修了)すると受験資格を得られます。一般養成施設の入学に必要な学歴や実務の審査は、それぞれの養成施設が行います。
相談援助の実務経験は、どんな仕事でも数えられますか。
数えられません。対象になる施設・事業と職種は、省令と厚生労働省の通知で決められていて、それ以外の経験は対象になりません。ほかの職種と兼務している場合は、辞令で兼務が明らかで、主な業務が相談援助である人が対象です。
カリキュラムが変わる前に受験資格を得ていたら、学び直しが要りますか。
要りません。過去に受験資格を得ている人は、カリキュラムの改正にかかわらず受験でき、いまのカリキュラムを履修し直す必要はないと案内されています。
第39回の見込みの期限はいつですか。
卒業・修了・従事とも、2027年3月31日までの見込みの人を含みます。受験票の受験資格の欄に「見込」とある人は、2027年4月9日(金)までに書類を出さないと試験が無効になります。