第28回精神保健福祉士国家試験 午前 問25
社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)に関する次の記述のうち,適切なものを2つ選びなさい。
- 11999年(平成11年)の国際労働機関(ILO)総会において,「社会的包摂」の実現がILOの活動の主要な目標として位置づけられた。
- 2「1995年(平成7年)の社会保障制度審議会勧告」において,社会保障推進の原則の一つとして「包摂性」という概念が用いられた。
- 3日本政府が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」の主要原則の一つに,「包摂性」がある。
- 4セン(Sen, A.)が行った,与えられた財を活用する能力に注目する福祉の測定方法は「社会的包摂アプローチ」と呼ばれる。
- 5欧州連合(EU)の「リスボン条約(2007)」を基盤とした「統合版(2008)」では,社会政策の章において,社会的排除との闘いを掲げている。
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正答: 3 日本政府が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」の主要原則の一つに,「包摂性」がある。・5 欧州連合(EU)の「リスボン条約(2007)」を基盤とした「統合版(2008)」では,社会政策の章において,社会的排除との闘いを掲げている。
正答 3・5: 日本政府の「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」は、主要原則として普遍性、包摂性、参画型、統合性、透明性と説明責任を掲げている(選択肢3)。EUのリスボン条約を基盤とした統合版では、社会政策の章で社会的排除との闘いを目標に掲げている(選択肢5)。
1 × 1999年のILO総会では、ソマビア事務局長が「ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)」をILOの主要な目標として示した。
2 × 1995年の社会保障制度審議会勧告が社会保障推進の原則としたのは、普遍性、公平性、総合性、権利性、有効性であり、「包摂性」は用いられていない。
4 × センが示した、財を活用して人が実際に何をなしうるかに注目する考え方は、潜在能力(ケイパビリティ)アプローチと呼ばれる。
問題文・選択肢・正答は社会福祉振興・試験センターが公表したものです。解説は「ニガテ帳」が独自に書いたもので、社会福祉振興・試験センターによるものではありません。誤りに気づいたらお知らせください。
出典: 社会福祉振興・試験センター 第28回精神保健福祉士国家試験 問題 / 過去問題利用にあたっての留意事項等(社会福祉振興・試験センター)社会福祉の原理と政策のほかの問題
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