精神保健福祉士国家試験 / 第28回 過去問と解説

第28回精神保健福祉士国家試験 午後 問35

科目: ソーシャルワークの理論と方法(専門)

次の記述のうち,この時のA精神保健福祉士の対応として,適切なものを1つ選びなさい。
  1. 1Cさんの日常生活の課題を抽出し,解決策を提案した。
  2. 2Cさんが自分の気持ちに気付けるように,両価的な気持ちを明確にした。
  3. 3Cさんの過去の出来事に焦点を当て,その原因を究明した。
  4. 4他のメンバーとの距離が近づくように,具体的な方法を教えた。
  5. 5前もって準備した質問項目に沿って,Cさんから情報を聞き取った。
正答と解説を見る

正答: 2 Cさんが自分の気持ちに気付けるように,両価的な気持ちを明確にした。

正答 2: Cさんは「みんなと話せるようになりたい」という気持ちと「中学の時みたいになったらどうしよう」という不安を同時に抱え、「自分がよく分からない」と語っている。この両価的な気持ちを受け止めて言葉にして返し、明確にすることで、Cさんは自分の気持ちに気付き、整理することができる。孤立を防ぐための最初の面接として、まず本人の気持ちに沿うことが適切である。 1 × 援助者が課題を抽出して解決策を提案するのは、本人の気持ちが整理されていない段階では早すぎる。Cさんの主体的な理解を飛び越えてしまう。 3 × 過去のいじめに焦点を当てて原因を究明すると、つらい体験を掘り起こすことになり、今の両価的な気持ちを扱うという面接の目的からも外れる。 4 × 他のメンバーとの距離を縮める方法を教えるのは、Cさんの不安が整理されないままの指示的な対応である。 5 × 準備した質問項目に沿った聞き取りは情報収集であり、Cさんが語った揺れる気持ちに応える対応ではない。

問題文・選択肢・正答は社会福祉振興・試験センターが公表したものです。解説は「ニガテ帳」が独自に書いたもので、社会福祉振興・試験センターによるものではありません。誤りに気づいたらお知らせください。

出典: 社会福祉振興・試験センター 第28回精神保健福祉士国家試験 問題 / 過去問題利用にあたっての留意事項等(社会福祉振興・試験センター)
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